令和4年第1回宇城市議会定例会が開幕し、一般会計補正予算や健康保険関連の財政について多様な議案が提起された。
中でも、特に注目されたのは、令和3年度宇城市一般会計補正予算(第10号)である。12番の五嶋映司氏が、収入面での明確な減少を見つめ注意を喚起した。コロナ禍において、消費税交付金が増額になった点について疑問を呈し、歳出の農業費に関する質問も行った。これに対し、総務部長の天川竜治氏は先に寄付を得た事業の詳細を説明。ヴォルターズ交流事業による地域の魅力向上に寄与する方策へ期待が寄せられた。
具体的には、熊本ヴォルターズの試合における地域PR施策や、市民家庭への招待などを通じて、地域への関心を高める計画が紹介された。
さらに、髙本敬義氏からは、財政運営に関連する質問が相次ぐ。市民病院の在り方についての議論や、勤怠管理システムの導入についても指摘がなされた。特に、健康福祉部からは身心障害者に向けた新たな制度改善案が盛り込まれ、人道的観点からの支援が訴えられた。
また、会議の終盤には令和4年度の国民健康保険特別会計と後期高齢者医療特別会計の予算案も取り上げることとなり、これらの財政措置が今後の健康福祉政策にどう寄与するのか、期待が寄せられた。市長の守田憲史氏も出席し、市の様々な施策に対する姿勢を説明、更なる発展に向けた意気込みを示した。今後、この補正予算案などの審査を経て、私たちの地域社会の未来を見据えた動きが期待される。議会はあちらこちらで活発な意見の交換が行われ、市民の理解と協力が求められた。
定例会の終了後には、引き続き市の休会や次回の委員会日程につき、円滑な運営が予定されている。