令和4年第2回宇城市議会臨時会が5月19日に開催された。議会の初会合では、新たな議長と副議長の選出が主要議題として取り上げられた。
臨時会の開会にあたり、豊田紀代美臨時議長が「本日も皆さまの御協力をいただきながら会議を進めてまいりたい」と発言した。
議長選挙では、溝見友一議員が候補者として挙がり、最終的に16票を獲得し当選を果たした。溝見議長は「責任を重く感じている」と述べ、議会運営への意気込みを語った。新たに副議長には永木誠議員が選出され、「誠心誠意努めていく」と決意を表明した。
常任委員の選任では、議長が指名した議員たちにより、各委員会が形成されることが確認された。更に、議会運営委員会の委員長には石川洋一議員が選出されるなど、議会の重要な役割に必要な人選がなされた。
また行政報告の段階では、守田憲史市長が人事案件や新型コロナウイルスに関する報告を行い、特に上下水道局の職員に懲戒処分が下された件に関して、市民への謝罪を行った。市長は、感染者数の推移とワクチン接種状況についても報告をした。
集中的に議論された専決処分の報告および承認の項目については、宇城市税条例や国民健康保険税条例の改正が議題に上がり、全会一致で承認された。特に、国民健康保険税の負担軽減を図るための改正が支持された。
最後に、各委員長からの継続調査の申し出が承認され、議会は閉会した。議会が新たなスタートを切る中、議員たちは市民のために一丸となって課題解決に努める姿勢を示した。