令和2年第2回宇城市議会定例会が6月9日に開幕し、会期を17日間に決定した。
議長の石川洋一氏は会議の開始を宣言し、速やかに日程に移行した。
その後、署名議員の指名や会期の決定が行われ、異議なく承認された。
新型コロナウイルス感染症に対する宇城市の対策として、市長の守田憲史氏は独自支援策や各種給付金の状況を報告した。
支援金の交付決定件数は160件に達し、特別定額給付金の申請状況は全世帯の95.6%、支給は87.8%に及ぶと語った。
また、プレミアム付商品券の発行についても言及し、約12億円の経済効果を期待していることを明らかにした。
これに対し、議員たちからは詳細な報告を求める声があがった。
一連の報告の後、令和元年度の一般会計継続費や繰越明許費に関する報告が行われた。
特に継続費の逓次繰越額が多額であることが注目された。5億円にも上る道路橋りょう費が次年度に繰り越され、教育費の不知火小学校建替事業には16億5千万円が見込まれていることが伝えられた。
また、農業委員会委員の任命についても議題にあがり、13人の候補者が提案され、各々の経験について説明がなされた。同意第8号から第20号までは、農業の専門家として適任とされるメンバーが推薦されたことを議長が確認した。
人権擁護委員候補者の推薦についても永木勲氏が新たな委員として提案され、そのスキルが高く評価された。最後に、選挙についても適切に進行された様子が見受けられた。
このように、会議は秩序をもって進行し、今後の宇城市の行政運営に関する重要な決定が行われることで、さらなる地域の発展が期待される。