令和3年9月14日、宇城市議会の定例会が開かれ、様々な議案が審議された。
日程には一般会計の補正予算や特別会計の予算案が含まれ、議員からは多くの質問や意見が出された。
重要な議案の一つである一般会計補正予算において、総務文教常任委員長の豊田紀代美氏が報告した内容によれば、改修工事に伴う駐車場の確保や成人式の感染対策が問われている。
特に駐車場については、「近隣の体育館等に協力を要請し、駐車台数を確保する」といった具体的な対策が示された。
また、議案第66号についても論議を呼び、地元病院に関する在り方検討委員会が設置される見通しが示された。
髙本敬義議員は、在り方に関する重要な意見として「市民病院の現場関係者を委員に入れるべき」と強調した。
委員構成に民間医療関係者が含まれていないことが問題視された。
さらに、議案第72号に関連した過疎地域持続的発展計画の策定についても意見が交わされた。
「過疎からの脱却を本気で考えてほしい」との意見があり、市が主体的に取り組む意義を議員たちが再確認する場面もあった。
新たに提出された請願第2号についても、コロナ禍による米危機の改善を求める内容が賛成多数で採択された。
農業支援の重要性が再確認される中で、経済部長の黒崎達也氏は、「生活困窮者や学生への食料支援制度の創設を求める声がある」との見解を示した。
その他、多くの議案に対する審査結果が報告され、全体として予算案や条例改正案等が可決される運びとなった。