令和2年12月2日、宇城市議会では、一般質問が行われ、多くの重要な議題が議論された。特に新型コロナウイルス感染症の影響や、松合新港に関わる課題が中心となり、参加議員たちがその解決策について熱心に意見を交わした。
渡邊裕生議員(うき未来21)は、新型コロナウイルスの第3波が到来している現状を述べ、市民の健康と安全を重視した質問を投げかけた。特に松合新港では、流木の撤去作業の遅延について問題視され、その処理にどのように対応するかが問われた。
経済部長の稼隆弘氏は、今年7月の豪雨災害による影響で、流木が市の海岸線に漂着していることを説明した。市が管理する漁港においては、約2,640立方メートルの流木を回収済みであるとし、撤去作業は年内に進める見通しを示した。また、長期的な視点から松合新港の歴史を振り返り、その利用計画の重要性を強調した。
豊田紀代美議員は、農業問題に焦点を当て、豪雨復旧状況を確認した。具体的には、農道や水路の復旧査定件数を紹介し、迅速な復旧作業の必要性を訴えた。さらに、県管理河川の改修や農業への影響についても質問が相次いだ。
金桁温泉の運営状況についての質問もあり、三角支所長の梅田徳久氏は、開業後の来客状況を報告した。入館者数は5794人に達し、特に秋の行楽シーズンにおいては好調な数字となったものの、コロナ第3波の影響を懸念していることも述べた。また、地域に根ざした集客を進めるための施策が求められるとした。
最後に、今回の会議では空き家対策に関する問題も論じられ、地域の景観や生活環境への影響が強調されました。市の空き家調査により、953棟が活用困難の状態にあると判明し、特定空き家制度を活用した対応策が必要であることが強調された。市長の守田憲史氏は、今後の空き家対策について前向きな姿勢を示し、その改善に取り組むことを誓った。
議員たちは、地域活性化に向けた政策提言や課題解決の重要性を再確認し、持続可能な地域づくりに向けて議会としての役割を果たす必要性が強調されました。会議の終了後、本日の議題は広く報道され、市民に対する情報発信が行われる予定です。