令和5年6月19日、宇城市議会は定例会を開会し、重要な議題についての審議が行われた。
会期は本日から6月30日までの12日間に決定された。議長の溝見友一氏は、会期の決定時、「異議なし」との声を受けて、会期について了承を得ることに成功したと強調した。
市長の守田憲史氏は、翌年度の予算見込みに関する報告を行い、特に新型コロナウイルスに対する対策に言及した。感染症法上の位置付けが変わり、これにより求められる柔軟な市民対応を依頼するとともに、「今後復興に向けた動きを期待したい」と語った。
また、令和5年度の一般会計補正予算や国民健康保険特別会計補正予算についても提案された。具体的には、低所得の子育て世帯への生活支援として、児童一人当たり5万円を支給する特別給付金の支出が計画されていることが市民部長の黒﨑達也氏から報告された。
この他にも、児童館の機能消失に伴い、宇城市立児童館条例を廃止する議案も提案された。福祉部長の岩井智氏は、「豊野町児童館は、築後42年が経過し、安全性に懸念がある」と述べ、老朽化の影響からこの度の廃止措置が避けられないことを説明した。
農業委員会委員の選任や人権擁護委員の候補者推薦についても議題に上がり、多くの同意が得られた。