令和3年第3回宇城市議会定例会が9月17日に開催された。
本会議では、令和2年度の各会計の歳入歳出決算に関する認定が行われ、全てが賛成多数で承認された。
特に、認定の中でも一般会計歳入歳出決算は、重要な施策に直結するため、決算審査特別委員会での詳細な審査が強調された。
決算審査特別委員会の委員長である岡本 泰章氏は、昨年の指摘事項に対する改善点を報告した。
議会が承認した予算が適正に執行されたかを審査することで、行政効果が測定されることの重要性が述べられた。
岡本委員長は、予算執行について"適正かつ効率的に行われているか"に留意するよう求めた。
また、会議の中で市長の守田 憲史氏は、新型コロナウイルス感染症関連の補正予算が提案された。
この補正予算は、8月の豪雨災害への一期的な対応を含み、大規模な予算調整を図っている。
総務部長の天川 竜治氏は、歳入の主な項目について詳細な説明を行い、特に中小企業への支援策に力点が置かれていると報告した。
加えて、農林水産業や商工業などの分野での具体的支出量についても説明があり、災害復旧が重要テーマとして浮き彫りになった。
災害復旧費の増加には、国の支援が大きく寄与するとされ、市の今後の財政運営に向けた展望も示された。
その他、議会運営に関する継続調査の申出があり、各常任委員会からの報告内容が確認された。
本会議は、全ての日程を終了し、午前11時08分に閉会した。