令和3年第2回宇城市議会定例会が6月7日に開会された。
会議では、会期が本日から6月22日までの16日間に決定されたことが承認された。
市長の守田憲史氏は、過疎地域への転換について報告し、新たに過疎地域に指定される豊野町の計画を行うことを強調。
続いて、報告第4号から第9号までの報告が行われた。令和2年度の一般会計の継続費繰越計算書などが説明され、数多くの繰越しが確認された。
特筆すべきは新型コロナウイルス対策に関する課題である。市内の感染状況は累計149件であり、徐々に安定していると守田市長は報告。
高齢者へのワクチン接種が進められ、接種券は段階的に送付される見込み。
市はこの状況を改善するためコールセンターの人員を増やし、対面式の相談窓口も設けていることを明らかにした。
また、補正予算に関する議案が提案された。新型コロナウイルスによる影響で、水道事業や医療などの各会計が追加予算として627億円程度の増額が見込まれ、事業の実施が進められる見込みである。
さらには、自治体の職務における損害賠償責任の一部免責に関する条例が提案され、今後の給与負担を軽減する効果が期待されている。
この他にも、様々な条例の改正案が審議され、例えば三角西港に観光広場を整備し、観光事業を進行させる計画が発表されている。
議会は今後も様々な分野での議論を通じ、宇城市の発展に寄与する方針である。