令和4年12月6日、宇城市議会が定例会を開き、様々な議題が取り上げられた。特に一般質問では、経済や教育、福祉など幅広いテーマでの活発な意見交換が行われた。
初めに、嘉古田茂己議員が小中学校の給食費無料化について触れ、地域の子どもたちに朗報であると多くの歓迎を示した。次に、嘉古田議員は戸馳保育園の廃園問題を提起し、廃園後の活用について質問を行った。福祉部長の岩井智氏は、決定した民営化に伴い、保育園の利用者には転園等の情報提供を行っていると回答した。
次に、責任を持たなければならない市道の管理についても触れられ、土木部長の梅本正直氏が宇城市の市道総延長について説明した。約1009キロメートルの市道を約8名のスタッフにより維持管理しているという背景が示された。議員からは、舗装や側溝の管理について、施工とメンテナンスの方針についての明確化が求められた。
坂下勲議員は、今後の災害対策について特に広域避難の調整が必要との意見を表した。これに対し、市民部長の黒崎達也氏は、連携を強化していく意向を強調した。また、顔認証システムの導入についても具体的な施策についての提案があり、市長はこれを真剣に検討すると応じた。
さらに、村上真由子議員は宇城市のスマートシティ化について質問をし、AI技術の活用や行政手続のデジタル化についても触れた。この質問には市長政策部長の元田智士氏が、地域の安全を保つ取り組みが進められていると語った。電子決済やデジタル講座の普及が進展していることが示され、今後のさらなる発展に期待が寄せられた。
この日の会議では、その他多数の議案についても討議が行われ、予算案や各種条例の審議が進められた。ただ、議論の中では市民からの要望に柔軟に対応する必要性が印象づけられている。