令和4年第2回宇城市議会定例会が開催された。議案第51号から第60号までの予算案が一括で議題となり、各常任委員会の審査報告が行われた。
議案第51号では、一般会計補正予算におけるeスポーツ普及事業について審議された。総務文教常任委員長の三角 隆史氏は「ゲームを通じた交流が目的」と述べる。さらに、システム導入後は市民が手軽に地理情報を確認できるようになることに期待を寄せている。
また、建設経済常任委員長の坂下 勲氏は、負担軽減のため水道料金の改定要因について説明。企業団の受水単価の値上げや国からの助成減少が影響していると強調した。これに対し、議員からは「議論の余地がある」との意見も出た。
社会福祉法人への助成に関する議案第55号も注目を集めた。現在の条例を見直し、適用範囲を広げる内容であった。民生常任委員長の豊田 紀代美氏は、この改正が社会福祉法人にとって重要であると指摘。
全ての議案が可決され、議会の運営も円滑に進んだ。特に、特別委員会の設置に関しては、熊本天草幹線高規格道路整備に関する議論を深めるために設けられた。この委員会の設置により、今後の進展が期待される。
議会は午前10時38分に閉会した。議長は、出席した議員の尽力を称え、地域の発展に寄与する結果が得られるよう努めると締めくくった。