令和元年8月6日に開催された宮古市議会臨時会議では、重要な議案がいくつか審議された。
主な議案には令和元年度宮古市一般会計の補正予算や、財産取得に関する議案などが含まれている。
特に補正予算に関しては、総額367億8,348万4,000円となることが報告され、児童福祉費の増額が目的とされている。
伊藤総務部長は、補正の詳細として「幼児教育・保育無償化に係る周知のための事務費」と説明したが、議員からは以前の予算計上に関する疑問も提示された。
田中尚君は「当初予算の計上額と補正の関係を理解したい」旨を求め、伊藤こども課長は「システム改修費については6月予算で対応しており、今回の補正は事務費」と述べた。
また、議案第2号では、老朽化した除雪ドーザの更新が議論された。
宮古市上鼻二丁目のコマツ岩手株式会社から取得することが提案され、アプローチ方法としては市内優先を重視しつつ、価格競争による公平性も考慮されるべきとの意見が上がった。
松本尚美君は更新対象のドーザの使用年数に言及し、メンテナンスの重要性を指摘した。
市長は、入札のプロセスは「入札の公正性を重視しつつ進めている」との考えを示しつつ、地域企業の優先も認めた。
さらに、教育委員会の委員任命に関する同意が求められる一方で、議員派遣についても迅速に決定された。特に、教育委員会委員に橋本美紀氏が任命されることが議決された。
このように、宮古市の臨時会議では市行政が円滑に運営されるための重要な決定がなされ、市民生活に直結する問題が多数扱われていることが確認された。