令和6年第1回水戸市議会定例会が開催され、様々な地域課題に関する質疑が行われた。特に防災、子育て支援、交通政策などが重要なテーマとして取り上げられた。
田中真己議員は、防災対策において避難所の整備状況を問うており、高橋靖市長は、避難所の機能や備蓄品の充実を図っていると答えた。それに加え、特に女性や高齢者への配慮が必要な点を強調した。さらに、耐震化についても、現状の問題点を指摘し、速度アップが求められるとの声が上がった。
また、水都タクシーの対象区域の拡充がカギであり、運転免許を返納した高齢者への支援が必要とされている。市はこれに関して、新年度からの拡充を計画していることを明かし、地域のニーズに応える方針を示した。
水泳環境に関する問題も取り上げられ、地域における屋外市民プールの要望が再燃。また、街づくりにおける再開発への補助中止についても意見が出され、補助金や市民への影響が議論された。
田尻由紀子議員は、出産後の手続きの一括化を求め、市はワンストップ化を進める方針を示した。さらに、デジタル化を進める町として,利便性の向上が重要であると確認している。その上で,関係機関との協力が求められている。
環境問題に関しては,市がゼロカーボン・エコシティを目指す中,市民参加のマイボトル運動を展開することが検討されている。水戸市市場の新たな流れを取り入れ,持続的な発展を図る取り組みが進められていることが,議論の中で明らかになった。
今月の議会からは,子育てに関する取り組みも強調され、市は妊娠・出産から子どもを育てる過程まで切れ目のない支援を目指す方針を示し、乳幼児の健康診査の充実に取り組む考えが述べられた。市としては、県内の先進事例を参考にし、具体的な施策を実施する方向にあるとのこと。