令和5年9月11日、大学講堂で水戸市議会の定例会が開催された。この会議では、様々な議題が取り上げられ、特に水道行政に関する議論が注目を集めた。
市長の高橋靖氏は、水道の歴史的背景を踏まえ、水道料金の安価さやおいしさ、運営のスピードを強調した。高橋市長は、「水道事業は市民生活に直結する大事な基盤であり、今後も市民に負担がかからないよう努力していく」と述べ、県が目指す「1県1水道」には参加しない意向を示した。
また、名誉市民については、地方に貢献する個人を敬うための選考基準を見直す必要性が議論された。水戸市は名誉市民を選定する際に、その功績が顕著であることが重要とされ、市民からの賛同も得られるような透明な基準を設けるべきとの意見が出た。
国際交流都市の取り組みも語られ、水戸市がアメリカのアナハイム市や中国の重慶市との関係を深めていることが強調された。これらの都市との交流を継続的に推進し、市民が国際的なイベントに参加しやすい環境づくりが求められている。
さらに、都市計画税の詳細が検討され、特にこの税の導入が市の発展に寄与するのかという点が問題にされた。都市のインフラ整備を進めつつ、税負担が適切であるかどうかについて市民の理解を得ることが課題として浮き彫りになった。
加えて、新たな（仮称）常設偕楽園駅についても進捗が発表された。交通の便利さを考慮し、この駅の必要性が強く叫ばれる中、今後の具体的な整備計画が期待されている。
最後に、教育行政についても活発な意見が交わされ、放課後学級の運営に必要な体制や支援のあり方についての検討が求められた。特に、放課後学級の運営において、効果的な進行を実現するためには、支援員の配置や教室の確保が不可欠とされている。今後、より具体的な改善策が講じられることが期待されている。