令和元年6月10日、水戸市議会定例会が開催され、議案48件が上程された。主要な議案には市税条例の一部改正などが含まれ、市長の高橋靖氏が提案理由を説明した。
市長高橋靖氏は、議案第55号である水戸市市税条例の改正について言及した。具体的には法人市民税の税率引き下げと軽自動車税に関する新制度の導入を提案した。また、議案第56号の市長等の給料特例に関する改正についても言及し、市長給料を20%減額する措置を継続する必要性を強調した。
続いて、高橋市長は水戸市の現状について述べ、東日本大震災からの復興が進む中、地方創生への取り組みを一層強化することを表明した。特に、「みと魁プラン」に基づくまちづくりを深めるプロジェクトに焦点を当て、地域の活性化を確かなものにしたい意向を示した。
また、議案の一部では、介護保険条例の改正も提案された。これは低所得者向けの保険料軽減措置の拡充が目的であり、福祉政策の重要性を訴えた。議案の中には、放課後児童育成事業に関する基準改正も含まれ、地域の教育環境改善を目的とする内容が盛り込まれている。
監査の結果に関する報告も行われ、例月の出納検査結果が報告された。出席した議員からはこうした報告に対する質問もあり、議会の透明性がうかがえた。
会議は本日で一旦散会となり、議案調査のため6日間の休会とすることが決定された。次回は6月17日に予定されており、議案と報告が再び審議される見込みである。