令和6年6月3日、水戸市議会は第2回定例会を開催した。
この会議では、友好交流都市の締結をはじめとする重要議案が審議されている。
特に、台南市との友好交流都市締結については、高橋 靖市長が意義を強調した。
「歴史的なつながりを契機とし、両市の行政交流や市民交流を活性化させたい」と述べ、
国際感覚を育むための取り組みを強調した。具体的には、スポーツ交流や学校給食における台湾産フルーツの提供を通じ、
多文化共生を進める意義を語った。
また、補正予算に関する議案第72号についても、高橋市長が詳細な説明を行った。
補正総額は2億1,045万円で、主な内容には台南市を含む使節団派遣費用が含まれている。
このほか、県の規約変更や市の税条例改正に関する議案も審議された。特に税条例改正は、
地域決定型の地方税制特例措置見直しに関連し、多数の関係規定の整備が行われる。
地域コミュニティの活性化についても意見が出され、特に高齢者支援や子育て環境の充実が重要とされている。
高橋市長は、「地域の共助がカギとなる」と言及し、町内会や自治会の意義を再確認した。
参加議員からは、地域活性化のための具体的な提案が相次ぎ、議会全体の議論が深まった。
また、永年勤続議員への表彰が行われ、松本 勝久議員には45年、田中 真己議員には25年の在職を讃えた。
大津 亮一議長は、市政発展に尽くした功績に厚い敬意を表し、さらにその経験を生かした活躍を期待した。
今後の水戸市議会における政策の展開にも注目が集まることになるだろう。