水戸市議会、議案77号から87号までを一括可決

令和3年9月28日、令和3年第3回水戸市議会定例会が開かれ、複数の重要議案が一括で上程され、最終的に可決された。\n\n本会議では、議案第77号から第87号までの議案、報告第48号及び第49号、認定第1号と第2号に関する議論が行われ、各々の議案が慎重に審議された。議長の須田浩和氏は開会挨拶を経て、「出席説明員の報告」に関連して、市長の高橋靖氏をはじめとする執行部からの説明を受けた。\n\n建設企業委員会の委員長、綿引健氏によると、議案第82号の常磐線赤塚・水戸間こ線道路橋新設工事委託協定については慎重な審査がなされた結果、全会一致で可決された。この工事に関しては、施工中の地域住民への影響などを考慮し、騒音対策を求める意見が出たという。\n\nまた、産業消防委員会の委員長、飯田正美氏からは、議案第78号が水戸市森林公園条例改正に関するものであり、大型映像装置の設置についての報告がなされた。それに加え、議案第87号の一般会計補正予算も可決されたことに対取得について多くの質疑があり、市が直面する財政支出に対する責任が問われた。\n\n文教福祉委員会では、議第79号、すなわち市立幼稚園の廃止に関する条例案について反対意見が相次ぎ、実際に幼稚園利用者からの不安の声も紹介され、「地域の教育環境の維持」が重要視された。市に直接求められる制度の見直しが求められる中、廃止ありきではない、子供たちへの教育支援が重要であるとの意見が強調された。\n\n今回の会議では、各委員長からの報告が続き、最終的に複数の意見書も可決される運びとなった。これにより、コロナ禍における厳しい財政状況を解決するために、地方税財源の充実が求められるとの声が議場に響き、必ずしも一方向的な対応がなされるべきではないとの意見も議論の中で重要視された。