令和2年9月29日、3回目の水戸市議会定例会が開催された。
会議の主要な議題は、議案第123号から第133号までの14件と認定第1号から第3号、請願及び陳情に関する事項である。
議案に関しては、建設企業委員長の飯田正美氏が、この中から議案第124号の水戸市都市公園条例改正について報告を行った。
議案の内容は、植物公園における指定管理者制度の導入であり、「観賞大温室等再整備事業の完了に併せて料金特例を廃止する」との意見が出された。計画に対し、質疑応答がなされ、採決の結果、全会一致で原案が可決された。
続いて、議案第133号の令和2年度水戸市一般会計補正予算についても説明があった。建設や道路新設に関する質疑がなされ、補正措置が承認された。
次に議員提出の意見書が9件あった。特に、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し、地方税財源の確保を求める意見書が審議された。
「新型コロナウイルス感染症への対応や経済的影響が続く中で、地方税収が減少している」と田中真己議員が強調した。その結果、議第10号から第18号までの意見書が一括で可決された。
一方、医療や介護環境の推進、高齢者医療費の負担引き上げ中止を求める議第13号は否決された。土田記代美議員は、「新型コロナウイルスの影響を受け、高齢者の医療負担を増やすことは市民生活を圧迫し、医療機関への受診抑制を招く」と反対討論を行った。
また、敵基地攻撃能力に関する意見書も議論に上り、同様に否決されることとなった。各委員の報告が進み、特に監査委員の退任挨拶があり、磯崎和廣氏に感謝の意が示された。
最後に、議長の安藏栄氏が閉会を宣言し、会議は終了した。