令和4年12月13日、 水戸市議会定例会第3号が開催され、議案及び報告が上程されました。
議長の須田浩和氏が開会を宣言し、議事内容に入る中、今回の会議の主なテーマとして議案第79号から107号までが一括上程されました。議事が進む中、田中真己議員が日本共産党としての立場から代表質問を行い、現在の社会問題に焦点を当てる形で複数の重要な課題を提起しました。
田中議員は、新型コロナウイルスの影響が依然として社会に及ぼす影響について言及しました。保護者からの訴えや市民アンケートの結果、辛い生活を強いられていることが浮き彫りになりました。また、特に公共料金や医療費の値上げが厳しいと訴え、生活支援の必要性を強調しました。さらに、子育て世代の負担軽減策についても触れ、保育料や教育費の無償化を提案しました。
不登校問題に関しても、田中議員は、コロナ禍における状況の悪化が急増する不登校の要因と指摘し、適切な支援体制の構築を求めました。具体的には、不登校になった児童一人一人に合った支援を求める声が上がっており、対応を急務としています。
市長の高橋靖氏は、田中議員の質問に対して反論を述べ、すでに多くの支援策を講じていると述べました。市はこれまでに、いくつかの支援金や対策を計画して実行してきたことを説明し、生活者支援などに4770万円の予算を使用したという具体的な実績も示しました。市民や事業者の要望に対して耳を傾け、状況に応じた適切な支援策を講じているとの見解を示しました。
他にも、新市民会館の建設進捗についての議論が行われました。新会館は、市民に多くの利点をもたらすと期待されており、これに伴う経済波及も見逃せないポイントでした。この新施設の目的や活用方法についても意見が交わされました。
また、毎年増加している不登校児童数や、特にメンタルヘルス問題による自殺者数や、家庭問題を抱える児童生徒への支援事例が取り上げられました。その中で、支援機関との連携強化や相談体制の見直しが求められており、関係者が協力し合って改善に努める必要があります。
最後に、田中真己議員の質問が一通り終わり、今後の議事日程に関する報告もありました。次回の会議は、令和4年12月14日午前10時から開議される予定です。