令和元年第3回水戸市議会定例会が、令和元年9月24日に開催され、多くの議案が審議された。
本日の会議は、まず議案第69号から第81号に係る審査が行われた。この18件は、各常任委員会で既に審査され、各委員長から経過報告が提出された。
都市建設委員長の飯田正美氏は、都市計画道路の新設に関する二件について、地域住民の生活環境に配慮した施工が求められると指摘。さらに、河和田住宅新築工事に対しても、肢体障害者世帯向けの住環境整備が重要であると述べた。
また、産業水道委員長の大津亮一氏は、弘道館付近の整備に関して、新たな備品購入費用を含めた一般会計補正予算が全会一致で可決されたと報告した。国庫支出金の精算に関する請願も可決され、地域の活動に寄与する施策の充実が期待されている。
文教福祉委員長の鈴木宣子氏は、昨年来の法律改正を受け、消防団員の制度改革を提案。任命や業務遂行に関して慎重な判断が求められると発言した。また、教育委員長からの退任挨拶では、本多清峰氏が地域の教育に尽力してきたことを評価し、これからも市民として市の発展に寄与する意志を示した。
特筆すべきは、高齢者の安全運転支援に関する意見書の可決である。水戸市議会は、今後の高齢者運転者による交通事故を少なくするため、自動ブレーキ装置の普及や移動手段の確保に向けて政府に働きかける意向を示した。
さらには、地方財政に関わる意見書も提出されており、政府に対しては地方の財政需要を的確に把握し、一定の財源確保を求める姿勢が強調された。
議長の安藏栄氏は、公共の場での発言を通じて多くの意見が集まり、未来への道筋が描かれていることを称賛し、この会議の効果的な運営を希望した。議会は、さらなる議論と行動を通じて、市民の生活向上に資する取り組みを続けていくことが求められる。