令和5年第1回水戸市議会定例会が3月6日に開催され、30件の議案が提出されました。特に注目されるのは、予算案を含む様々な条例改正が計画されている点です。議長の須田浩和氏は開会に際し、市民の声を反映させる重要性を強調しました。市長の高橋靖氏は、議案提出に先立ち、トルコ大地震への哀悼の意を表しつつ、ウクライナ侵攻に対して抗議の意志を示しました。
市長は、令和5年度予算案の概要を説明し、経済面では公共施設の復旧や子育て支援の施策が強調されました。具体的には、待機児童解消に向け保育所の定員を約3200人増加させ、子ども医療福祉費助成制度の拡充を図ります。また、新市民会館の開館を控え、にぎわい創出にも力を入れる方針を示しました。
行財政改革調査特別委員会の安藏栄氏は、実行に移されるべき数々の施策の進捗を報告し、特に新市民会館整備などに対して鋭意取り組むことを求めました。また、新ごみ処理施設整備を含む様々な環境施策の重要性も挙げられました。
この定例会では、行政が市民生活に密接に関連する各種条例の見直しに取り組み、新たな施策の導入で市民の生活水準向上を目指します。議員らはこれからの経済政策や福祉施策に対する市民の期待感を受け止め、その実現に向けて審議に臨む姿勢を示すことが求められます。次回の議事は3月13日に予定され、様々な議案の詳細な議論が期待されています。