令和5年第3回水戸市議会定例会が開会し、議案が提出された。
本定例会では、主に旅行業法の施行条例改正や火災予防条例改正が議論される。
特に、旅行業法に関する議案第85号は、事業譲渡による旅館業の許可を受けた地位の承認についての申請手数料の新設が盛り込まれており、関心が寄せられている。
さらに、発表された補正予算では、予算総額5億4,938万2,000円増が提案され、投資的事業や新たな支出増が含まれている。補正予算第93号には、道路や公園等の照明のLED化や、特定市営住宅のリノベーションに関する費用も見込まれており、地域活性化への期待が高まっている。
議会では、公営企業会計の決算についても報告され、各種委員会の設置についても承認された。決算特別委員会と公営企業会計決算特別委員会の設置には、透明性と効率的な管理の必要性が強調され、市民に向けてしっかりとした監視体制を講じることが求められている。
市長の高橋靖氏は、定例会において「まちの未来を切り開くため、市民との対話を重ね、まちづくりに努める」と力を込めた。
また、近年の観光事業の活性化に関連して、G7内務・安全担当大臣会合の開催が控え、多くの訪問者の受け入れが期待されているとの見解が示された。そのため、地域経済の発展とともに、観光施策の強化が議会でも強調された。