令和元年第2回水戸市議会定例会が、6月19日に開催された。今回の会議では、さまざまな議案が上程され、地区の発展や市民生活に関する決議が行われた。
まず、議案第55号から第65号までの一括上程が行われ、これに続いて報告第27号から第33号に関する議題が上がった。選挙管理委員会委員長である戸村 洋二郎氏は、昨晩発生した新潟県と山形県の震度6強の地震に対して、心からの見舞いの言葉を述べた。
鈴木 宣子市議は、「不在者投票体制について」意見を述べた。同議員は、知的障害者が投票を行う際のサポート体制が必要だと強調し、現在の制度による投票の困難さについて具体的な事例を挙げて説明した。この件に関して、戸村氏は今後、地方自治体と連携を強化し、不在者投票制度の周知および支援に取り組むと述べた。
続いて鈴木市議は、企業版ふるさと納税の更なる活用について質問した。市長公室長の高橋 靖氏は、企業版ふるさと納税の仕組みやその利用促進の取り組みについて説明し、特に水戸市の観光資源を活かした企画を進める意向を表明した。
法定外公共物の管理体制も話題となった。鈴木市議は、住民相談への迅速な対応と、地区における情報提供の重要性を指摘した。建設部長の渡邊 雅之氏は、現在の整備状況について説明し、必要な対応を進める姿勢を示した。
また、高齢者の自転車利用環境の整備や、地域文化財の普及活動についての意見も交わされた。特に、移動手段としての自転車の重要性や、自流での健全な生活を支援するための施策が求められた。