令和2年10月19日、令和2年第3回水戸市議会臨時会が開かれた。
この臨時会では、令和2年度水戸市一般会計補正予算(第6号)に関する議案が中心となった。
市長の高橋靖氏は、補正予算の意義を強調。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地域経済の回復に向け、1億8,000万円を計上することを説明した。
また、高橋市長はコロナ対策の一環として、保健所のPCR検査機器の整備や地域経済振興のためのプレミアム商品券の発行を掲げた。事業者向けの支援金制度についても具体的提案を行った。
質疑では、日本共産党の中庭次男氏が補正予算の減額に対し厳しい意見を述べ、支援金の増額を求めた。中庭氏は、地域の中小業者の厳しい現状を訴え、手続きの煩雑さも指摘。
市の産業経済部長・鈴木吉昭氏は、支援金制度の見直しを行っていると応答。新型コロナの影響で苦境に立たされている事業者を支援するため、制度の柔軟な対応を示唆した。
会議の後半では、議長の選挙が行われることが緊急動議として提出され、内藤丈男氏が新たに議長に選出された。内藤新議長は就任の挨拶で、議会の円滑な運営を約束した。
また、元議長の安藏栄氏から辞任挨拶があり、任期途中での辞任に対して同僚議員に感謝の意を表明。彼はこれからも水戸市の発展のため努力していくと述べた。
このように、議会は新たな動きと共にCOVID-19に対応するための重要な決定を行う会となった。今後の水戸市の政策運営は、これらの施策を胸に進んでいくと期待されている。