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水戸市議会で新型コロナ対策や街づくり支援の議論

水戸市議会にて、新型コロナ対策や経済支援策、歴史的風致維持事業についての議論が行われた。市長は医療体制の強化や地域振興策を強調。
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水戸市議会では、令和2年第3回定例会が開催され、新型コロナウイルス感染症対策が主な議題として取り上げられた。

市長の高橋靖氏は、感染症の状況に対してきめ細かな対策を進める意向を示した。新型コロナウイルス感染者数は、入院者数を含めた推移を報告し、現在108名の感染者が確認されてい

る。市長は、8月以降、大工町や泉町など特定の繁華街でクラスターが発生したが、市と県が連携して行ったPCR検査の結果、クラスターの収束が宣言されたと述べた。

この状況を受けて、高橋市長は、依然として客足の戻らない特定繁華街の店舗などへの支援策の必要性を強調。水戸市独自の支援として、飲食店テイクアウトサービス緊急支援金や事業継続緊急支援金を支給し、また、地域の農産物を活用した支援策も考慮していることを明らかにした。さらに、インフルエンザワクチンの早期接種の推奨など、季節性インフルエンザとの同時流行に備える考えも示した。

一方、渡辺政明議員は、過去8ヶ月にわたる水戸市の感染症防止対策を振り返り、検査体制や医療機関の状況について詳細な情報を求めた。高橋市長は、保健所の体制強化や民間検査機関との連携を進める意欲を示し、市民にとっての医療アクセスの現状改善を約束した。

さらに、観光名所や伝統文化を活かした再生計画についても言及がなされた。水戸城址や弘道館、そして中心市街地の整備により地域の魅力を高め、市民の誇りを育むための施策を進めていく方針が述べられたニュース事業の進行の確認もあった。

最後に、市民生活の安定化と経済の回復に向けた包括的な施策が求められ、特に新型コロナウイルス禍の影響下での生活困窮者支援についてこれからの重要な施策を検討する必要があるとの意見が多く挙がった。

議会開催日
議会名令和2年第3回水戸市議会定例会
議事録
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