令和5年6月19日、水戸市議会が定例会を開き、議案や報告について議論が行われた。
議事日程には、議案第49号から第57号、報告第12号から第50号が含まれ、議員各位が各議案の詳細を確認し、発言が行われた。特に、水道行政に関する事項が注目を集め、県が進める1県1水道プランの影響について発言があった。
質問に立ったのは、綿引健君(会派「魁,水戸」)で、まず高橋市長の政治姿勢を問うた。綿引君は、震災後の復旧・復興、そして中核市への移行などに関わる市長のリーダーシップを称賛しつつ、次なる施策として掲げた「みとネクストミッション」の具体策の説明を求める。
高橋市長は、これまでの施策を引き続き推進する意向を示し、「若い世代が夢を実現できるまちの実現を目指す」と強調した。子ども・子育て政策においては、「みとっこ未来パッケージ」として、家計の負担軽減策や、新入生応援金の給付などを推進していることを明らかにした。
さらに、G7茨城水戸内務・安全担当大臣会合の開催に向けても準備が進んでおり、市民の機運を醸成するための取り組みが強化されていると説明した。この大事な国際的な催しにおいては、地域の魅力が発信される契機となることが期待される。
また、水道行政においても、茨城県の水道事業の広域化に懸念を示し、特に水道料金の高騰が続く中での市民負担について懸念が寄せられた。一方で、水道事業の効率化についての案も提示されており、地域の水源を有効活用することが必要であるとの共通認識があった。
最後に、教育施策や市民サービス改善に向けた取り組みも話し合われ、特に「チームとしての学校」に関する新たな支援体制について評価されている。本市の市民生活向上や各施策の継続的な取り組みが求められる中で、全員の協力による支援体制の強化が課題であるとの認識も浸透している。