令和3年3月17日に開催された水戸市議会において、さまざまな重要な議題が取り上げられた。特に、市営宮町駐車場用地の提供に関する問題が浮上した。市は、水戸協同病院の建設を支援するために駐車場用地を譲渡したが、約束されていた建設計画が遅れ、議会はその約束の履行を強く求める姿勢を示した。特に、議会の意見として、市民に対して説明責任を果たすことの重要性が強調され、医療体制の確保が急務であると指摘されている。
また、敬老会事業の見直しについても議論が行われた。コロナ禍により多くの行事が自粛され、敬老会の出席率が低下する中で、その在り方が求められた。地域の高齢者を対象にした新たな施策、例えば年齢制限を設けた祝いの会の実施など、関係者との協議を通じて進めていく必要があるとの見解が示された。
さらに、農地の保護や新市民会館の整備計画に関する議論も重視された。農地法に基づく農地の転用に関する議論があり、特に太陽光発電に関連して農地を守る必要性が強調された。この観点から、地域の農業を守る施策が求められている。
新市民会館の整備計画については、税金を使った大規模な施設建設が市民にとってどのような意義を持つのかが問われ、年内にも第2回のチェック会議が予定されており、市全体を巻き込みながら進めるべきとの意見もあった。
また、交通行政の問題についても言及された。市道の整備や交通渋滞に関する対策が求められており、特に駅周辺の動線改善が喫緊の課題とされている。市民の安全と利便性を考慮した上で、効果的な交通対策の実施が期待されている。
全般的に、新型コロナウイルスの影響で多くの施策が見直される中で、それぞれの問題に対して行政がしっかりと対応していく姿勢が求められている。