令和2年第4回水戸市議会定例会が開催され、各議題が討議された。特に、防災行政についての質問が多く、議員たちから市民の安全確保のための具体的な取り組みに対する関心が寄せられる。
公明党の高倉富士男議員は、自然災害への備えを強調し、特に避難行動要支援者への対応の重要性を訴えた。高倉氏は、避難行動要支援者の名簿登録状況とその活用に関する情報提供を求め、今後の取り組み強化を求めた。
市民協働部長の川上幸一氏は、避難行動要支援者名簿の登録者数は約3,600人であり、その登録者に対する安否確認や避難支援を一層強化していく方針を述べた。また、災害情報提供のためのマイ・タイムラインの普及にも力を入れていると説明した。
また、新型コロナウイルス感染症への対応として、ワクチン接種の計画も市として進めている。保健医療部長の大曽根明子氏は、ワクチンの確保が国によって進められており、今年度中に接種体制を整えることを目指していると述べた。
さらに、赤塚駅南北間の交通渋滞問題も議題となり、都市計画道路の整備計画が進行中であることが報告された。交通混雑解消に向けた具体的なスケジュールも示され、市議会内での交通改善提案が期待されている。
また、赤塚出張所の駐車場拡張についても議論が行われ、市内の交通安全性向上が求められている。全体として、市民の安全と利便性の向上に向けた取り組みが求められ、その実施状況が今後も注目される。