令和2年第1回水戸市議会定例会が開かれた。
議会では、主要な議案として令和2年度の一般会計予算案が審議された。高橋 靖水戸市長は、予算案が市民生活向上に寄与することを強調し、賛成を訴えた。議案第50号では特に、新市民会館整備費が注目を集め、関連予算が約81億円であることが指摘された。
田中 真己市議団は、これに賛成し、教育や子育て支援への重点的な資源配分を評価した。一方で、東京オリンピックや新型コロナウイルスの影響を鑑み、市民福祉向上に資する施策と市負担に関する議論が行われ、慎重な議論を求める声もあった。
また、委員長たちが提出した追加の意見書が多数あり、新型コロナウイルスの感染拡大防止や、ひきこもりへの実効性ある支援が求められた。特に、新型コロナウイルス感染症に対する国の積極的な支援策の必要性が訴えられた。これらの意見書には、感染防止に向けた行政の一層の努力を求める内容が含まれている。
さらに、議会は、以下の意見書についても審議を行った。まず、中高年層のひきこもりに対する支援の強化が必要である旨が盛り込まれ、ひきこもりに対する理解と支援の重要性が指摘された。最終的に、議会で可決された意見書は、地方自治法に基づき国に提出されることとなった。
また、議案第75号では水戸市副市長選任の同意が求められ、高橋市長が秋葉 宗志氏の再任を提案した。採決の結果、全員一致で同意が得られた。
この他にも、請願や陳情についても議論され、必要な調査と継続審査の申出が行われるなど、議会の活動が活発に行われた。市民の生活向上に向けた議論が進む中、さらに詳細なリーダーシップが期待され、今後の各施策の進捗が注目される。