令和元年第3回水戸市議会定例会が9月11日、開催された。
議事の中心となったのは、市民会館整備計画や地域の農業者、家畜伝染病対策など、多岐にわたるテーマにわたった。
まず、議案第69号から81号が一括上程され、開会早々に議長の安藏栄氏は、出席者を確認し、各議案の審査に進む旨を表示した。
特に水戸市の新市民会館の整備計画に関して、議会が真剣に議論をしている。
市長の高橋靖氏は、今回の事業に予算がかさむことを認めた上で、その必要性や将来の活用法についても説明を行っている。
高橋市長は、「新市民会館によって文化の発信拠点として、中心市街地の活性化を図る」と述べ、地域にとっての重要性を強調した。
また、農業においては、高齢化が進み、減少する農業者に対する担い手の確保が重要な課題であることも指摘された。
水戸市では、毎年10名の新規就農者を目指して支援していますが、現実には数の確保が難しいとのこと。
市は、今後、中高年層の就農促進も検討する必要があるとのことだ。
家畜伝染病対策も重要で、新たに発生した豚コレラ問題に加え、今後の対策がより一層求められている。市は、野生動物との接触防止策を導入しているが、さらなる啓発が必要である。
市営住宅の長寿命化計画も話題となり、安全で快適な住まいの確保が重要でることが再確認された。特に人口減少の中で、住宅ストックを効率的に管理していく必要があるとの姿勢が示された。
終了後、水戸市の担い手確保及び支援策、家畜伝染病対策、新市民会館整備計画等に関する議論が続き、市が未来の水戸のために進むべき方向性がただちに示される必要があるという各議員の強い言葉が印象に残った。今後の施策が地域住民の生活向上に嫌われないよう、各政策の進展が見込まれる。