令和4年3月14日、令和4年第1回水戸市議会定例会が開会し、重要な議題が取り上げられた。
多くの議員が出席し、出席者報告や議案の審議が行われた。特に、議員木本信太郎氏は、ロシアによるウクライナ侵攻についての哀悼の意を表明し、市としても抗議の姿勢を示した。さらに、新型コロナウイルスの影響で水戸市内の学校がオンライン授業を続けている現状を踏まえ、感染者減少に向けた取り組みの強化を高橋市長に要望した。
また、第6次総合計画の総括および第7次総合計画の策定に向けた考え方についても議論が交わされた。木本氏は市民の声を反映するための市民アンケートの実施状況や、デジタル化の進展に伴ったオンライン調査の導入についても質問した。市長は、コロナ禍における市民生活の変化を考慮し、効果的なアンケート手法を検討する意向を示した。
財政運営に関する報告も行われた。高橋市長は、昨年度の税収がコロナの影響にもかかわらず各種の施策によって減少幅が縮小したと説明した。令和4年度予算では、市の重要事業に対する積極的な取り組みが続けられており、教育や福祉など市民サービスの向上を重視した予算編成が行われた。
具体的な施策として、コロナ禍での経済支援策や教育環境の整備についても話し合われた。特に、新市民会館の整備や、いばらき県央地域連携中枢都市圏ビジョンに基づく共同施策の進捗も焦点となり、各市町村との連携強化が進む見通しであることが強調された。特に、新市民会館の開館に向けての取り組みが進められており、その効果を期待する声も多かった。
一方、水戸市における安全・安心のまちづくりにも言及があり、那珂川の治水対策や豪雨に対する施策が進行中であることが報告された。市民からの信頼を得るための積極的な情報発信が求められ、各種防災対策の強化が目指されている。このような議論の中で、水戸市の将来に向けた基本方針と市民参加型の施策が求められた。
引き続き、様々な施策や計画について議論が続けられ、今後の水戸市議会はより一層、市民生活の充実に向けた取り組みが期待される。