令和3年第2回水戸市議会定例会が6月3日に開会した。
会議では、議案43件の提出があり、特に重要な項目として「水戸市市税条例の一部を改正する条例」が挙げられた。議長の須田浩和氏は、「市の安定した収入基盤を確立し、持続可能な行政運営の実現に向けた改正が求められている」と述べた。
一方、行財政改革に関する中間報告も行われた。安藏栄行財政改革調査特別委員会委員長は、「市民が安心して暮らせる行財政運営の実現に向け、さらなる改革の取り組みを進める必要がある」と確認した。
新市民会館についても報告があり、渡辺政明新市民会館整備等調査特別委員会委員長は、「施設の建設工事などを含む周辺整備が着実に進められるよう、引き続きサポートが求められます」と強調した。
また、「新ごみ処理施設」の設計についての調査が進められ、市民福祉向上を目指す努力が続けられています。福島辰三氏が中間報告に立ち、「環境負荷を減らす循環型社会の実現へ向け、新たなごみ処理施設整備が不可欠である」と述べた。
議会内では副議長の辞職許可が承認され、新たに副議長に選出された大津亮一氏が就任挨拶を行っている。これにより議会の運営に一層の円滑性が期待されるとの声も上がった。新しい議会体制のもと、市民の負託に応えるべく、各議員はさらなる努力を誓った。
本定例会は20日間続く予定で、次回はまた新たな議題が展開される見込みだ。