令和5年第1回水戸市議会定例会が3月23日に開かれ、議案および報告案件が審議された。
市議会は、113件の議案を一括して上程し、慎重な審議を行った。
出席した須田浩和議長は、市長が提出した教育委員会の委員任命同意案や人権擁護委員の候補者推薦案を含む新たな議案に注目を促した。
建設企業委員会の委員長である綿引健氏は、議案第16号による市街化調整区域の開発許可基準改正について報告した。
手続きは順調に進み、賛成多数で原案が可決された。
その中で、企業誘致政策の見直しと環境保全対策の強化が求められた。
また、議会では新型コロナウイルスの後遺症に関する意見書も可決され、多くの議員が国に対して施策の強化を求めた。水戸市は、子育て支援や教育費の軽減についても討議し、今後の支援策についての必要性が再確認されている。
今定例会では、八名の議員が勇退を迎えた。
福島辰三議員は自身の議員生活を振り返り、様々な出会いや経験を通じて水戸市と市民のために尽力したことを述べた。その他の議員もそれぞれの活動について感謝の意を示し、新たな一歩を踏み出す決意を語った。
最後に、新年度予算案が賛成多数をもって承認され、水戸市の未来を見据えた各種施策についても議論が交わされた。今後、議会はこれらの内容を基に市民福祉の向上に向けた実行に移すことが期待される。