令和5年第2回水戸市議会定例会が6月9日に開催された。
本会議では、市長から提案された48件の議案が審議された。
議案の中には、水戸市市税条例の一部を改正する条例や、市長等の給料の特例に関する条例などが含まれている。
その中でも特に注目を集めたのは、給料の減額を含む議案であった。
市長の高橋靖氏は、給料の10%減額を提案すると同時に、地方創生臨時交付金を活用した緊急対策も行うことを表明した。
この背景には、エネルギー価格の高騰があると説明された。
市民に向けて、安全で安心に生活できる環境を整えるため、必要な施策を実行するという意向が強調された。
また、議案第57号には令和5年度水戸市一般会計補正予算(第3号)が含まれており、10億7,270万円の増額を伴うものである。
補正予算は、電気や燃料等の価格高騰による緊急措置が主な項目となっている。
電力等の高騰への対応は、市民の生活に直結する重要な課題であり、そのために迅速な対策が求められている。
議会は、議案を一括上程し、異議なしで承認を得た後、休会を設けることが決まった。
次回の議事日程は6月19日に設定されており、再度の審議が行われる予定である。
市長は、地域経済の基盤強化や子供たちの未来を見据えた施策を進める旨を述べている。
これにより、地域に根ざした支援や施策の実施が期待される。市民との対話を重視し、信頼される市政運営に努めたいという。