令和元年第2回北茨城市議会臨時会が開催された。
議会では、磯原中学校の新設工事に関する議案が提出され、質疑が行われた。議案第68号は磯原中学校建設工事請負契約の締結について、議案第69号は建設電気設備工事請負契約の締結についてである。これらの議案について、豊田稔市長は、「契約締結にあたり議会の議決が必要である」と説明した。
質疑として、議案に対して異論が出ることはなく、質疑を終結した後、議案はそれぞれ委員会に付託された。文教厚生委員会においては、詳細なる説明を求め、慎重に審査を行った。委員長の今井路江氏は、両議案とも満場一致で可決されるべきと報告した。
しかし、鈴木康子議員は、磯原中学校の統合が進められる過程において、地域の意見が十分反映されなかったと指摘した。学校周辺の住民の懸念や学校統合に至る過程も軽視されていると強調し、統合自体に反対の意見を表明した。
一方で、賛成意見も存在した。村田仁人議員は、統合が絶対必要であると主張し、早急な対応を求めた。地域活性化を見据え、未来の教育環境を確保するためには、新たな校舎の建設が不可欠と述べた。
最終的に、議案は両方とも可決された。議員全員の意見を聞いた後、午後11時38分に本臨時会は閉会となった。