令和2年第4回北茨城市議会定例会が12月8日に開催され、一般質問や議案の審議が行われた。
この定例会では、一般質問が目立つアジェンダとなっており、多くの議員が市の施策や予算、特に新型コロナウイルスの影響について意見を述べた。
注目されたのは、議案第79号の令和2年度一般会計補正予算である。この補正予算は、主に新型コロナに対する経済対策や地域支援を目的にしている。鈴木康子議員は、具体的な支援内容について言及し、特に「事業者応援チケット」に関してその効果を求めた。実際に113事業者が参加し、約2,300万円の支援が集まったという成果が報告された。
また、蛭田千香子議員による有害鳥獣捕獲の質疑も行われ、令和元年度では284頭の捕獲が遂行されており、追跡調査が今後も行われることが確認されている。彼女は、捕獲報酬の増額を含む新たな施策の必要性を強調した。
一方、議案第68号に関しては、老人福祉センターとデイサービスセンターの指定管理者の選定に関する議論が繰り広げられ、選定委員会からの報告が詳細に述べられた。
総じて、議会は新型コロナの影響を受けた地域経済の支援や鳥獣被害に対する施策の強化に向けた意思を示す場となった。議員たちは市の施策を評価しつつ改善点を指摘し、次回の会議に向けての準備も並行して進められる。