令和元年12月17日、北茨城市議会定例会が開催された。
本日の定例会では、複数の議案が審議され、特に一般会計補正予算に関する議案が注目を集めた。議案第70号、令和元年度一般会計補正予算第5号に関連して、災害復旧に関わる予算増額が承認された。
上神谷英典産業建設委員長は、台風19号による災害復旧費用が主な増額の理由であり、具体的には道路橋りょう、河川、農業用施設、林業用施設への対応を含むと報告した。この経費に対し、全委員は異議なく原案を承認することを決定した。
また、議案第81号においても、令和元年度の一般会計補正予算第6号が提案され、主に障害者自立支援、生活保護費の増額が盛り込まれた。今井路江文教厚生委員長は、過去の委員会での審査結果を説明し、全委員異議なく賛成すべきとの意見を述べた。さらに、議案第87号、特別職及び議員の給与改定を含む予算案も可決された。
鈴木康子議員は、議員報酬の引き上げに対し反対の立場を示した彼女は、「特別職に対して報酬を引き上げる理由は特段ない」とし、議員及び特職の生活給に関する意見を表明した。加えて、災害対策の強化が求められる中、安全確保のための施策についても言及した。
さらに議会改革特別委員会の最終報告も行われ、今後の政務活動費の使途に関する基準が策定される運びとなった。これにより、適正な費用の使用が確認され、透明性の向上が期待されている。
本議会の審議を通じて、市民の福祉向上と地域の安全対策が一層強化されることが期待されており、議会運営は順調に進行したようだ。