令和6年第1回北茨城市議会定例会が、3月19日に行われた。市長の豊田稔氏は、複数の議案を提出し、各委員長からの報告を受けた上で審議を重ねた。
特筆すべきは、最低賃金の大幅引き上げを求める陳情が採択されたことだ。この陳情は、労働者の生活向上を目指す意義があり、鈴木康子議員(日本共産党)は「茨城県の最低賃金は、全国平均よりも低いため、さらなる引き上げが必要である」と強調した。
また、議案第9号として提出された北茨城市介護保険条例の改正案では、介護保険料が35%の大幅値上げとなる見込みだ。この改正に対し、鈴木康子議員は「介護保険料の引き上げは、高齢者にとって耐えがたい負担であり、国の姿勢も疑問である」と語り、市の意見書に反対の立場を表明した。
さらに、令和6年度北茨城市一般会計予算が発表された。予算額は190億6000万円で、前年比0.5%減だ。市長は施政方針において「各事業の経費縮減を図り、地域経済の活性化につながる施策を進める」と述べたが、鈴木議員は「福祉の観点から予算が適切か疑問」と懸念を示した。
議会では、議案ひとつひとつに対する質疑や討論が行われ、最終的に本会議で採決が進み、陳情や議案の多くが原案通り可決されている。このように、議員間の活発な議論が繰り広げられた。これにより、北茨城市の今後の施策や法案が進展する期待が高まっている。
今後の議会での討論の行方や、予算編成に向けての動向が注目される。