令和元年6月10日に開催された大子町議会の定例会では、各議員が地域のさまざまな課題についての質問を行った。特に町の将来像や学校跡地の利活用が議論され、活発な意見交換が行われた。
金澤眞人議員は、学校跡地の利用状況について質問した。特に黒沢中学校跡地の太陽光発電関連の契約内容や現在の管理状況について詳細を尋ねた。これに対し、財政課長の佐藤光保氏は、契約の内容や現在の管理状況を説明した。特に、旧黒沢中学校の管理が不十分であることを指摘した。
また、町の将来像についても質疑が続いた。金澤議員が今後の町の施策や、少子化対策の重要性について質問した際、町長の高梨哲彦氏は、若い世代の育成や地域振興が重要であると強調し、外国語教育やICT教育の強化に取り組む計画について触れた。これには議員からの期待の声も聞かれた。
さらに、アップルラインの整備についても触れられた。議員からは、特に暗いトンネルの照明状況についての改善要望が出され、建設課長の藤田隆彦氏が今年度に照明設備の点検を行うことを約束した。
このように、議会では地域の問題を解決するため、多様な観点からの質問が行われ、町の未来に向けての可能性が探られる有意義な会議となった。町民に対する情報共有や意見の反映が今後も期待されるところである。