令和2年第4回大子町議会定例会が12月9日に開催された。
町長の高梨哲彦氏は、地域の住民が安心して暮らせる社会づくりを目指し、さまざまな施策に取り組んでいると述べた。議会では、「断らない相談窓口」の構築や、高齢者への移動手段の確保について話が進められた。
一般質問では、まず野内健一氏が地域共生社会の実現に向けた取り組みとして、「断らない相談窓口」の構築について質問した。その中で、社会福祉法の一括改正や、生活に困窮している方々への支援体制について言及した。福祉課長の鈴木大介氏は、「大子町では既に地域包括ケアシステムを通じて、対応を進めている」と答えた。
次に、軽度認知障害の方々についても野内氏から質問が行われた。特に、認知症の早期治療の重要性が強調され、役場職員がどのようにサポートするかに関しても報告があった。総務課長の椎名信一氏は、「早期発見に向けて、医療機関との連携を進める」と述べた。
また、議会では新型コロナウイルス感染対策として、道の駅の改修についても取り上げられた。観光商工課長の内田さち子氏は、道の駅の魅力を向上させるための具体的な施策を紹介し、地域の観光資源を生かした取り組みに期待を寄せた。