令和3年第4回大子町議会定例会では、子供たちの居場所づくりや健康維持のための運動機会の創出に関する重要な議論が行われた。町の窓口では、放課後子ども教室や放課後児童クラブの利用状況について、副町長や教育委員会事務局長が概要を説明した。
放課後子ども教室については、児童数504名に対し、登録者261名、つまり約半数が利用している現状が報告された。放課後児童クラブでは、4か所が開設され、合計146名が利用中であり、町は柔軟な対応を心がける意向を示している。これらの施設は、親たちのニーズに応えられる重要な場所であり続ける必要があると強調された。
さらに、福田議員は、地域における居場所づくりと多世代交流の拠点づくりについて提案し、町のまちなかビジョンとの連携を求めた。町の代表者は、町内の空き店舗の活用や新たな交流施設の整備に向けた取り組みを進める意義を語り、地域活動の活性化がなされると期待を寄せた。
次に、議会では健康維持のための運動機会の創出が特に注目された。フィットネスジムや健康維持のための運動施設の設置が検討されており、町の温泉入浴施設と併設することが考えられている。こうした施設は、町民だけでなく、高齢者の健康促進に貢献するものであり、様々な年代が利用できるよう工夫が求められている。町側は、これらの構想を実現に向けて着実に進める意を示している。
最後に、FMだいごの運営についても話題となった。地域情報の発信媒体として重要な役割を果たしているFMだいごだが、町民への聴取率を把握する方法が必要だとされ、収集データの活用が求められている。今後も町民が利用可能な環境を確保するため、周知やアクセスの改善が期待されている。