令和6年第1回大子町議会臨時会が、1月15日に開会した。
本会議は、補正予算の審議を主な議題とし、議員の出席は12名であった。議長の菊池靖一氏は、町長より提出された補正予算案に関し、慎重なる審議を求める意向を示した。
議題に上程された主な内容は、まず「令和5年度大子町一般会計補正予算(第9号)」である。副町長の赤津康明氏は、物価高騰に対応するための施策について詳述した。物価高騰対応のため、重点支援地方創生臨時給付金など、複数の支援策に必要な総額は1億354万7,000円にのぼると発表した。
議案第1号については、出席議員から質疑はなく、原案通り可決された。次いで、議案第2号「令和5年度大子町水道事業会計補正予算(第3号)」の審議に移った。この議案も物価高騰の影響を受け、水道料金の減免などが含まれている。
質疑がない中、議案第2号も原案通り承認され、閉会に至った。議長は、すべての案件が終了したことを報告し、次回の議会運営に向けた準備を促した。議会は、町民の生活向上に直結する予算案に関する議論を進めている。今回の補正予算は、特に地域住民への直接的な支援と経済回復を目指した内容として評価されている。