令和4年第2回大子町議会定例会が開催され、さまざまな議題に関する熱心な議論が行われた。
特にトレーニングジムの設備については、大森勝夫議員が提案し、町民の健康意識を高めるための施設整備について質問した。町では、フォレスパ大子にジム設備を整備するための予算が通過した。設置される器具は高齢者向けや筋力トレーニング用の器具を選定しているとのこと。
建設課長の菊池寿彦氏は、9種類の筋力トレーニング器具を含む15種類を設計、特に全身トレーニングが可能なスミスマシンの設置を明らかにした。利用者の健康増進を目的とした取り組みであり、若者向けにもアピールできると強調された。
次に、大子研修センターの利用規程についても議論された。大森議員は、町の行事に伴う利用の柔軟性について質問し、まちづくり課長の齋藤弘也氏が応じた。現状、利用範囲の整理が進められており、町の事業スタッフなどが利用できる可能性についても検討が進んでいるという。
また、がん検診に関する福田祥江議員の質問も注目を集めた。健康増進課長の菊池光子氏は、2023年度の受診者数と受診率のデータを示し、各がん検診の無料化や日曜日の利用、受診勧奨通知の送付などの取り組みを説明したが、特に若い世代への受診促進が必要との意見が挙がった。この点において、病院との連携による個別の受診の機会の拡大が今後の課題とされた。
最後に、教育支援センターについても、児童生徒の支援と相談の現状が述べられた。教育委員会事務局長の山崎仙一氏は、教育相談に関する実績を報告し、新たにスクールソーシャルワーカーを配備したことが利用者のニーズに応えられる施策であると述べた。さらに、相談窓口の周知にSNSなどの活用を検討する意向が示された。