令和2年2月12日、大子町議会は定例会を開催した。
出席した議員は15人で定足数を満たし、会議は成立した。議長の大森勝夫氏が開会を宣言し、日程を確認した。
初めに、会議録署名議員として須藤明氏と野内健一氏が指名された後、会期の決定が行われた。会期は、2月12日から2月21日までの10日間と定められ、一般質問や逐条審議が計画されている。議長は、「異議なし」との確認を経て、会期決定を正式に承認した。
次に、町長の提出議案の説明が行われた。高梨哲彦町長が登壇し、今回の提出議案は35件に上ると指摘した。具体的には、予算の専決処分の承認や新規条例の制定、一部改正条例などが含まれている。特に、補正予算は1,286万7,000円の増額であると説明があった。これには、台風19号による災害復旧に関連した費用が含まれる。高梨町長は「歳出の主なものは、災害救助費やし尿処理費などです」と強調した。
また、大子町の新しい条例として、レンタサイクル条例が提案された。これは地域間の交流の促進を目的としており、町長は「町民や訪問者に対してサイクリングを楽しんでもらいたい」と述べた。
複数の条例提案の中には、大子町の特別職職員の給与改定に関する話もあった。改定は、国家公務員の勧告に準じるもので、高梨町長は「公務員としての適正待遇が必要です」と言及した。
さらに、過疎計画の変更や町道路線の認定・廃止に関する議案も上程され、町民の利便性向上が図られることが期待されている。議長は、町民の様々な行政ニーズに的確に応えるために、審議とご理解をお願いした。
最後に、議会の様々な議案について、詳細はお手元の資料に基づく審議を求めて本日の会議は散会した。今後の議論において、町の発展に関与する重要な決定がなされることが予想される。