令和2年第3回大子町議会定例会が開催され、議員らは地域の活性化に向けた重要な議題を議論した。
特に、川井正人議員は定住人口を促進するための「ワーケーション・リモートワークの推進」について質問した。これに対し、川又健まちづくり課長は、テレワークを活用し観光地での働き方の重要性を強調した。ワーケーションは地域の人々との交流を促進し、移住の一助となるとも説明した。
川井議員は、観光地域でのワーケーションがどうやって経済発展に寄与するかも質問した。長期滞在により地域住民との交流が深まり、関係人口の増加につながる可能性に言及した。川又課長は、モニターツアーやSNSでの魅力発信を業務委託で進めることを報告した。
新型コロナウイルス対策についても議論され、川井議員は感染拡大防止策を求めた。高梨哲彦町長は、町独自の支援策を強化する方針を示した。特に、住民の生活と経済を守るため、コロナ時代に適した施策を講じる意向を強調した。
さらに、菊池靖一議員は循環型社会の実現について質問した。資源化率についての町の取り組みや課題を尋ねたのに対し、菊池寿彦生活環境課長は、分別収集による資源化に努める方針を説明した。地域の意識を高める啓発活動が必要であるとも述べた。
最後に、議会は大子町の未来に向けた様々な視点からの意見が交換された。他市町村との差別化や、観光資源を活用した定住促進が求められ、地域住民が連携して取り組む重要性が改めて確認された。