令和5年6月、大子町議会定例会が開会した。
議長の菊池靖一氏が冒頭の挨拶を行い、出席議員数は13名であると報告した。定足数に達しているため、正式に議会が開かれる。
まず、日程に従い会議録署名議員として須藤明氏と大森勝夫氏が指名された。
次に、会期についての議題が持ち上がった。議会運営委員会の決定を受け、会期は5月31日から6月8日までの9日間とすることが認められた。これに対して異議はなかった。
その後、町長の高梨哲彦氏が議会に提出した議案の概要について説明した。全体で9件の議案が予定されており、その内訳として繰越計算書の報告4件、協定の変更1件、財産の取得1件、人事案件2件、補正予算1件が含まれる。
赤津康明副町長が補正予算の詳細を説明。主な歳出としてコミュニティ助成事業補助金200万円、地区防犯灯電気料補助金187万2,000円、しあわせプラス商品券事業費5,884万9,000円などの支出が挙げられた。
また、補正に必要な主な財源として国庫支出金8,148万6,000円、県支出金67万2,000円、地方債260万円などが見込まれ、補正額は1億3,258万9,000円の増額となることが示された。
重大な財政措置については、町民の生活に直接影響を及ぼすことから、慎重かつ適切な議決が求められる。こうした背景のなか、参会議員たちの活発な討議が期待される。
一連の議案説明が終わると、議長が本日の議程を終了することを宣告し、議会は静かに散会した。議会の運営と住民生活に密接に結びついた内容が多く、議員の真剣な討議が予想される。