令和5年第4回大子町議会定例会が12月13日に開催され、さまざまな議題が報告され、決議された。
今回の定例会では、町長提出の13本の議案が議題に上り、そのほとんどが原案どおり可決された。
まず、大子町交流拠点施設の設置及び管理に関する条例(議案第78号)については、質疑なしで異議なく通過した。
さらに、浄化槽整備事業に関する条例(議案第79号)や、地方公営企業法の適用に関する条例(議案第80号)も同様に可決された。
議案の中でも特に注目を集めたのは、議員報酬検討特別委員会の報告である。
委員長の大森勝夫議員は、議員報酬について過去30年以上も見直しがされていなかった点を指摘し、調査結果を報告した。
この提言には、議員報酬を25万円から31万円に、副議長を27万円から33万円に、議長を30万円から35万円にそれぞれ引き上げることが含まれている。
また、追加議案として、大子町特別職の職員の給与及び旅費に関する条例の一部改正(議案第91号)と、令和5年度一般会計補正予算(議案第92号)が提出された。
補正予算の中身は、物価高騰に伴う支援金事業が盛り込まれており、給付金の給付時期は来年2月上旬と予定されている。
議会では、町民への迅速な情報提供とともに、支援給付の重要性が強調された。
出席した12名の議員によって、各議案は異議なく通過し、最後に閉会の宣告がなされた。
このように、今回の定例会は多くの議題がスムーズに可決され、大子町の課題解決に向けた前進が見られたと評価される。