令和4年2月9日、大子町において臨時会が開かれた。この会議では数件の議案が承認された。
まず、議案第1号として令和3年度の一般会計補正予算が提案され、承認を得た。内容は、子育て世帯への臨時特別給付金や新型コロナワクチン接種に関わる予算である。歳出には7,757万4,000円が計上された。
議案第2号も同様に、一般会計補正予算であり、こちらも承認された。主な支出には、住民税非課税世帯への給付金が含まれており、2億6,715万3,000円が計上された。これにより、予算総額は120億9,519万4,000円に達した。
さらに、特に注目すべきは、議案第3号である大子町し尿処理施設災害復旧事業資源化施設建設工事の請負契約の締結である。町長の高梨哲彦氏は、この契約締結が災害復旧に向けた重要なステップであると強調した。
新庁舎の備品取得に関する議案も複数上程され、議案第4号から第9号まで一括して可決された。新庁舎の執務室デスク、イス、収納庫、会議室のテーブルなどが含まれ、これにより庁舎の機能性が向上することが期待されている。
最後に、議案第11号として国民健康保険事業特別会計に関する補正予算も承認された。主な財源は3,000万円が見込まれている。町民課長の内田さち子氏が、来年度の給付金の増加を見込んで予算編成を行ったと説明した。
今回は多くの議案がスムーズに承認され、町の行政運営に重要な意思決定がなされた。町議会は、住民の福祉向上に向けて引き続き努力していく意向を示している。