令和2年7月16日、大子町議会は臨時会を開催した。
会議には、出席した13名の議員によって、町長から提出された議案についての審議が行われた。
議案は、学習用ノートパソコンや公用バスの取得、一般会計補正予算など計4件であった。
まず、学習用ノートパソコンの取得について、町長の高梨哲彦氏は、落札者が決定したため契約を締結する必要性を強調した。これに対し、菊池富也議員は設置及び維持費について質問した。教育委員会事務局長の山崎仙一氏は、機械の設定費は予算に含まれており、維持費も必要ないと説明したため、議員から詳細についての更なる説明が求められた。
続いて、公用バスの取得に関する議案が上程された。こちらは、契約が既に仮契約により締結されたため、原案通り可決された。議長は異議なしと確認し、全員一致で可決となった。
次に、一般会計補正予算に関する議案が述べられ、特別定額給付金の支給と新型コロナウイルス対応として、主要な歳出項目が示された。特に、タクシー利用助成事業委託料や医療・福祉施設への支援が1700万円以上計上されていることが報告された。不足が見込まれる項目についても今後の見直しや国の動向に応じて対応すると町長が述べた。
最後に、水道事業会計の補正予算案件が審議され、松沼橋の架け替えに関連する実施設計委託料が計上された。これも原案通り可決し、議会の全ての審議が終了した後、議長は閉会を宣告した。町議会は、今後も市民生活に直結する施策を進めることが期待されている。