令和2年第4回大子町議会定例会が12月2日に開かれた。
出席議員は13名であり、出席状況から定足数を満たして会議が開始された。議長の齋藤忠一氏は、「皆さん、おはようございます。定足数に達していますので、令和2年第4回大子町議会定例会を開会します。」と宣告した。
開会に先立ち、感染症対策として、議員や執行部の間隔を開けて着席することが求められた。執行部の一部は議員控室で待機しており、傍聴は報道関係者のみ許可された。さらに、議会へ出席する際、マスクの着用が義務付けられている。
日程第1では、会議録署名議員の指名が行われ、1番の飯村剛氏と6番の菊池靖一氏が選ばれた。
日程第2では会期の決定が議題に上がり、本定例会は12月2日から10日までの9日間であることが確認された。この間、一般質問や逐条審議が予定されている。
続いて、町長の高梨哲彦氏が提出議案について説明を行った。今回の議案は、条例の一部改正3件、総合計画の策定1件、補正予算4件の合計8件である。特に注目すべきは、補正予算で、全体で1億4,445万2,000円の増額が見込まれており、歳入歳出の総額は128億1,326万3,000円に達する。
高梨町長は、「議案第99号は地方税法等の一部を改正する法律による関係条例の整理であり、1月から施行されることに伴い、用語の整理を行います。」と述べた。
また、補正予算では、観光関連や防災施設の建設など幅広い地域課題に対処する計画が示されたことが特徴的である。このように、町内の活性化に向けた取り組みが評価され、議会の議論を促進する材料となることが予想される。
最後に、町長の発表が終了し、議長は「本日はこれにて散会します。」とし、会議は10時09分に終了した。