令和3年8月18日、令和3年第4回大子町議会臨時会が開催された。
今回の会議では、主に3件の議題が審議された。これには、令和3年度一般会計補正予算の専決処分、手数料徴収条例の改正、さらには新たな一般会計補正予算が含まれている。
町長の高梨哲彦氏は、この日の開会に当たり議案の内容を詳細に説明した。この中で、特に注目を集めたのは、豪雨による被害からの復旧に関する費用を含む補正予算(第3号)である。今回の補正により、歳出は約1,124万円増加し、総予算は約110億8,317万円となる見込みである。
高梨町長は、「歳出は、農林水産業及び土木施設に関する災害復旧費として計1,124万円を見込んでいる」と発言した。これにより、さまざまな公共施設の復旧が期待されている。
また、議案第56号では、手数料徴収条例の一部を改正する内容が報告された。この改正は、個人番号カード再交付にかかる手数料の受託事務が地方公共団体情報システム機構に移行することに伴い、手数料廃止を伴うものとして重要視されている。
次に、議案第57号では新型コロナウイルスの影響を受けた支援金に関する補正予算が提案された。この補正では、コロナ対策一時支援金として、2,450万円、観光物産館の空調機更新工事が270万円計上されており、補正後の予算は11億1,473万円に達する見込みである。この数値は、地元経済を支える重要な要素となるだろうとされている。
この日は議員全員が出席し、全ての議案が異議なく承認された。議会はその後、4時10分に閉会となり、開会から45分ほどで全ての議事が終了した。議長の齋藤忠一氏が閉会を宣言し、「本日もお疲れ様でした」と語る姿が印象的であった。